EMBA学習日記【10】

2021年8月28日(土)

この日は終日オンラインによる坂本先生のゼミ&講義。
冒頭、坂本先生から先の戦争に関連して、戦後に生れた人も知らないでは済まされないとして、凄惨な事実について数字を示し2度と起こさないよう学ぶようにと教示されました。

 

  • ゼミ&講義【1】

坂本先生から、日本の経済力の低下や企業収益の悪化の理由について、

日本の企業の8割以上が価格競争の中で企業経営をしており、しかもその多くはアジアのより賃金の安い国々の企業と競争している。

こうした企業では社員をコストとみており、人件費を下げる計画ばかりで、上げる計画を持っていない。

コロナ禍にあっても1億円以上の報酬を得る役員は増える一方で、従業員給与は減少している。

こうした経営では長期の収益を上げることはできないし、経済の回復に役立たない。

という分析・解説がされ、まさしくと得心するところでありました。

また、夏季合宿とは別に、有志で取り組む企業視察について、担当する委員から説明があり、事前アンケートで希望者多数の5社へはコロナ感染状況が落ち着き次第すぐに行えるよう準備することが確認されました。

先生からは、新たに研究対象とすべき企業の紹介、加えて年内に行われる人を大切にする経営学会の各支部の総会も貴重な学びの場になるとのアドバイスも頂きました。

そして、恒例の感動エピソードを輪読し、涙しました。

 

  • ゼミ&講義【2】

恒例の誕生会のあと、ゼミ生による自社紹介。
今回も3名、所属する企業・団体の事業活動や経営理念、魅力、特長、課題等について力作資料により発表し、先生から補足を含めた講評を受けました。

その後、人を大切にする経営学会総会の説明と第12回日本で一番大切にしたい会社大賞の自薦・他薦候補募集の説明がありました。

懸案だったプロジェクト研究について、一つは感動エピソードを持ち寄り著作に仕上げること。他のテーマについては有志グループによる研究とすることにしました。

 

  • ゼミ&講義【3&4】

グループごとに調査した企業について発表・質疑を行い、先生の補足説明と講評を受けました。研究内容が深く掘り下げられており、各グループとも長時間に及びました。規模や業種は異なりますが、すべての企業で素晴らしい活動がされており、感銘を受けました。

 

今月も多くの資料とともに、藤井正隆先生著/坂本先生監修の『いい会社のつくり方』が配布されました。

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