2022年1月15日(土)
この日は坂本先生のゼミ&講義でした。前日に続きオンラインでの受講となりました。
- ゼミ&講義【1】~【2】
編集委員から全体研究として出版予定の「感動エピソード」の進捗についての報告がありました。ほぼ原稿が揃い、校正も統一ルールに従い順調に進んでおり、3月中旬に予定通り出版できる見込みになっているとのことです。
それから、ゼミ生が個別に発表するプロジェクト研究は、正式に3月11日及び12日に開催されるとアナウンスされました。開催は千葉商科大学市川キャンパスとオンライン併用になるとのことです。また、最終発表前の2月に一度中間的な発表を行うことになりました。私は「人を大切にする経営における就業規則の役割(仮題)」をテーマに発表を行います。
続いてゼミ生4人による「自社紹介」。
どれも研究対象にしたいほど素晴らしい会社で、充実の発表内容でした。中でも、向陽信和株式会社の古澤社長の取り組み内容は、「建設業のお手本」といえる感動的なものでした。同社は日本で一番大切にしたい会社大賞・審査委員会特別賞を受賞しています。受賞企業のその水準の高さに驚嘆しました。
- ゼミ&講義【3】~【4】
坂本先生より、多くの提供資料の解説とともに株式会社トーケン、NPO法人RE機構など研究対象とすべき企業5社についてポイント講義を受けました。
それから毎月行っている感動エピソードの輪読を行いました。「障害のある社会人大学院生の話」「熊本の名校長最後の授業」「鹿児島からのメール」「私は加齢臭が好きだから」──など、深い感動を呼び覚ますエピソードでした。
- ゼミ&講義【5】~【6】
6つのグループによる企業研究の発表を行い、坂本先生から講評を受けました。
対象企業は、「ココ・ファーム・ワイナリー」「株式会社エコ建築考房」「株式会社小野田産業」「トモエ乳業株式会社」「オタフクソース株式会社」「株式会社プロアシスト」の6社です。
合板などの化学薬品を使用する材料を一切使用しない、「健康住宅」をつくるエコ建築考房は、同業者に多くの顧客がいるとのことです。また、社員の2割が同社で家を建てた「元顧客」だそうです。また、住宅そのものに加えて、完成・引き渡しまでのお客との関係性の良さも想起されます。グループ研究はいずれも深い研究内容により、また研究対象たるにふさわしい企業でした。グループ研究はこれで終了となります。
坂本先生からは、卒業までに調べてほしい企業30社を挙げるとともに、各々の特徴のポイント講義があり、各自1社以上を調査して次回講義にて発表することに。
それから、この日の最後に坂本先生から「地域経済総覧」による統計データの意味と活用の仕方についての講義がありました。活用に際して、同データが加工データである点をよく認識し、研究の際は必ず元データにもあたること、そして元データには市区町村別データもあるのでより深い研究が可能であるということ、それと、分析の際は4つの角度(規模、質、傾向(変化)、構造)に留意することなどについて教示されました。
3月はプロジェクト発表となるので、いよいよ来月が実質的な授業の最後です。何とか対面による受講が実現できるようにと願っています。
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