EMBA学習日記【21】

2022年3月11・12(金・土)

上記日程、千葉商科大学キャンパスで、ゼミ生の研究発表会が行われました。

発表会では28人が2クラスに分かれて発表を行い、坂本先生はじめこの1年間に講義をしていただいた先生方からの講評を受けました。評価の対象には、研究テーマに対する内容面(結論や論拠、正確性や分かりやすさ、視点の確かさや実現性など)と、プレゼンの水準や質疑への対応などが含まれます。

会社の社長や後継者等のゼミ生は、多くの方が自社の課題解決を研究テーマに設定していました。自社の課題を掘り起こし、解決策を模索する――そのような実践を、学びと並行させながらこの1年間積み上げ、それぞれがすでに成果を上げていました。

短期間でも会社や組織が変わる。人を大切にする経営の大きな可能性を見る思いでした。

司法書士や税理士、社会保険労務士、コンサルを仕事としているゼミ生は、業務を通じてゼミの成果をどう生かし、人を大切にする企業の拡大に貢献していくか。その視点を軸としてテーマが設定されていました。

私は、「人本経営と就業規則」というテーマを設定しました。

  • 一般企業と人を大切にする経営をめざしているゼミ生の所属企業が、就業規則についてどのように捉えているのか、アンケート調査を実施
  • その上で、改定回数、労働者代表の参加、意見聴取の態様等を比較
  • 比較した内容に基づき、その効果等に関して分析を行う

その結果に基づき、「就業規則に社員が積極的に関わるなど意見聴取の質を高めることにより、トラブルを防止するだけでなく、帰属意識の醸成や会社と社員の関係性の向上、社員の自律的な成長を促進させる効果等」に関する分析を行い、発表としました。

研究発表会をもって講義はすべて終了しました。学びを深めるために修了後も引き続き受講する方も数名いますが、それ以外の修了者は、これから現場での実践を通じて学びを続けていくことになります。私も1年間シャワーのごとく浴び続けた学びを、社会に還元するために微力を尽くしていきたいと考えています。

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